新城市議会 2022-06-05
令和4年6月定例会(第5日) 本文
4:
◯長田共永議長 質疑なしと認めます。
質疑を終了します。
〔佐宗龍俊総務消防委員会委員長降壇〕
5:
◯長田共永議長 これより第73号議案及び第81号議案の2議案を一括して討論を行います。
本2議案の討論については、通告がありませんので討論を終了します。
初めに、第73号議案を採決します。この採決は起立によって行います。
本議案の議決については、地方自治法第244条の2第2項の規定により、出席議員の3分の2以上の者の同意を必要とします。出席議員は、18人でありその3分の2以上は12人以上です。本議案に対する委員長の報告は可決です。
本議案は、委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
6:
◯長田共永議長 御着席ください。ただいまの起立者は全員です。
よって、第73号議案は、原案のとおり可決されました。
次に、第81号議案を採決します。
本議案に対する委員長の報告は可決です。
本議案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
7:
◯長田共永議長 異議なしと認めます。
よって、第81号議案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第4 第74号議案 新城市税条例等の一部改正から日程第7 令和4年請願第1号 学校給食共同調理場建設延期の請願書までの4議案を一括議題とします。
本4議案に関し、厚生文教委員会委員長の報告を求めます。
厚生文教委員会委員長、浅尾洋平議員。
〔浅尾洋平厚生文教委員会委員長登壇〕
8:
◯浅尾洋平厚生文教委員会委員長 厚生文教委員会委員長報告、令和4年6月
定例会。厚生文教委員会は、6月17日の本会議において本委員会に付託されました第74号議案、第75号議案、第83号議案の3議案及び請願1件について、6月20日午後1時30分から委員会室において、委員全員と議長出席の下、説明員として関係職員の出席を求め開会いたしました。
第74号議案 新城市税条例等の一部改正、第75号議案 新城市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例等の一部改正及び第83号議案 和解及び損害賠償の額の決定については、質疑ののち討論に入りましたが討論はなく、採決に入り全会一致で原案のとおり可決するべきものと決定をいたしました。
次に、新城市政を考える会及び自校式給食を守る会から提出されました学校給食共同調理場建設延期の請願書については、請願者からの説明を受け、質疑の後、討論に入り鈴木達雄委員より、市は、議会の附帯決議を受け止め、広報の掲載など、市民への事業説明について進めており、これに重ねて請願する必要は認められない。また、延期すれば建設物価が下がるという保障はない。さらに将来の財政負担を軽くするため、令和7年度を期限とする合併特例債を活用するべきであり、財源の見込みもなく、建設の延期を進めるべきではない。将来にわたり安定して給食を提供するため、学校給食共同調理場は計画どおり令和6年度供用開始を目指して、事業を進めるべきと考え不採択としたい、との不採択の討論がありました。
次に、カークランド陽子委員からは、施設運営上の安全性のスタンダードを満たしていないという点や総事業費が示されていないことに加え、世界情勢の変化による資材価格高騰をしているという指摘があり納得をした。市は、合併特例債の期限が迫っているからと急いでいる印象があるが、事業本来の目的や正当性を議論、確認することなしに事業を進めることには疑問がある。市民の疑問に対して、しっかり説明がされるまでは事業を凍結し進めるべきではないと考え採択としたいとの採択の討論がありました。
ほかに討論はなく、採決の結果、本請願は採択すべきものと決定しました。
以上、厚生文教委員会の委員長報告といたします。
9:
◯長田共永議長 報告が終わりました。
ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。柴田賢治郎議員。
10:
◯柴田賢治郎議員 さきのこちらの議場では、謝罪があった、なかったという議論もさせてもらったことがありましたが、そのような議論が委員会の中であったのか伺いたいと思います。
11:
◯長田共永議長 柴田議員に申し上げます。何に対する謝罪かということを言われてないような気がしますが。柴田賢治郎議員。
12:
◯柴田賢治郎議員 請願のほうには、1のほうでこれまでの不手際について深く反省し、謝罪を求めている条項があります。そのことについて、紹介議員のほうに本会議場でもその謝罪の受け止め方、私はそのときは謝罪はあったということで議論させてもらいましたが、そのような議論がその委員会の中であったのか伺いたいと思います。
13:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員。
14:
◯浅尾洋平厚生文教委員会委員長 請願書の中での委員会の話だと思いますが、謝罪の件については特に質疑の中ではなかったかと思います。主に請願の事項の説明会がどう果たされているのかとか、あとは建築資材が高騰しているという状況の中でどういうふうに考えているのかというような議論があったかと思います。
15:
◯長田共永議長 ほかに質疑はありませんか。
〔
発言する者なし〕
16:
◯長田共永議長 質疑なしと認めます。
質疑を終了します。
〔浅尾洋平厚生文教委員会委員長降壇〕
17:
◯長田共永議長 初めに、第74号議案、第75号議案及び第83号議案の3議案を一括して討論を行います。
本3議案の討論については通告がありませんので、討論を終了します。
これより第74号議案、第75号議案及び第83号議案の3議案を一括して採決します。
本3議案に対する委員長の報告は可決です。
本3議案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
18:
◯長田共永議長 異議なしと認めます。
よって、第74号議案、第75号議案及び第83号議案の3議案は原案のとおり可決されました。
次に、令和4年請願第1号の討論を行います。初めに不採択の討論を行います。討論はありませんか。鈴木達雄議員。
〔鈴木達雄議員登壇〕
19:
◯鈴木達雄議員 それでは令和4年請願第1号、学校給食共同調理場建設延期の請願書について、不採択の立場で討論いたします。
本請願は、1、学校給食施設整備費予算に係る附帯決議を受け、不手際への反省と市民に対する謝罪、説明をすること。
2として学校給食共同調理場建設を経済情勢が落ち着くまで延期することの2点を求めるものであります。
市議会では、学校給食共同調理場を含む学校給食施設整備については、事業進捗上の不手際等への対応も含む議論を重ね、予算など事業の進行について認めてきました。3月
定例会での附帯決議は、事業の進行を認めた上でのものでありました。
請願事項1点目についてですけれども、請願書にあるとおり市議会による附帯決議を受け止め、行政は広報への掲載などを準備を進めており、市民への事業説明を進めていると認識しております。重ねて、請願にありますこの市民説明等について、市議会に請願する必要性は認められないと考えます。
請願事項2点目の建設延期についてでありますが、学校給食施設整備事業は、給食を将来にわたり安定して全児童、生徒に提供するため大変重要な事業であり、学校給食の現状、将来への課題などへの対応など、議論を重ねて議会の議決を経て進められているものであります。当初見込んだ令和4年度共同調理場供用開始を2年延期し、計画が変更されました。これ以上の延期はすべきでないと考えます。
また、請願書にあるとおり、世界情勢を受けての建設物価の高騰、変動は承知しておりますが、しかし、物価変動は起こり得ることで、延期すれば建設物価が下がるという保証はできません。予算内で求める効果を上げるため、事業内容を精査しながら計画どおり事業を進める努力はすべきであります。さらには、財源確保の面で市の将来負担を軽くするため、令和7年度を期限とする合併特例債を活用する必要があると考えております。延期すれば、この財源を活用できなくなる可能性があります。財源計画の面からも見込みもなく、建設を延期することは考えられません。
よって、将来にわたり安定して全児童、生徒に給食を提供するため、学校給食共同調理場は計画どおりの供用開始を目指し、進めるべきものであり、本請願は不採択すべきものといたします。
以上です。
〔鈴木達雄議員降壇〕
20:
◯長田共永議長 ほかに討論はありませんか。
改めて議長からお伝えいたします。不採択、趣旨採択、採択の順に討論は行っていますので、ほかに討論はありませんか。と言った場合には、今回の場合は不採択の討論からやるということでございますので、改めて議長から申し上げます。議事運営に御協力いただきたいと思います。
ほかに討論はありませんか。柴田賢治郎議員。
21:
◯柴田賢治郎議員 趣旨採択。
22:
◯長田共永議長 お戻りください。
改めて議長から議事運営について皆様にお伝えいたします。本請願の審査、討論については、不採択、趣旨採択、採択の順に行います。ただいま不採択の討論中でございますので、不採択の討論がある場合に、ほかに討論がありませんかと言った場合に手を挙げて
発言がある場合には、挙手の上、議長の許可を得て
発言のほうをお願いいたします。
ほかに討論はありませんか。
〔
発言する者なし〕
23:
◯長田共永議長 討論なしと認めます。
次に、趣旨採択の討論を行います。討論はありませんか。柴田賢治郎議員。
〔柴田賢治郎議員登壇〕
24:
◯柴田賢治郎議員 私、柴田は、ただいま議題となっております学校給食共同調理場建設延期の請願書に対して趣旨採択の立場から討論を行います。
さて、私たち新城市議会は、3月
定例会に出された令和4年度新城市一般会計予算に対し、附帯的決議を全員一致で可決しました。その決議文の中には、学校給食施設整備事業に対し、1、これまでの事業予算執行に関わる不手際については、深く反省し検証して再発防止を行うこと。2、市民に対し、さらなる丁寧な事業説明を積極的に行うこと、ほか3点の決議が出され、可決されました。
今回の請願書に書かれている請願事項1、市は附帯的決議を重く受け止め、これまでの不手際を深く反省し、早期に全ての市民に対し学校給食共同調理場事業についての説明をすることは達成されるべき、誠意があるとして受け入れるべきであります。その上で、同
文書に書かれている謝罪に対しては、執行部から謝罪を受けたことを議会もしくは議員として市民に説明する必要があり、その謝罪を受け附帯的決議が全会一致でなされたことを伝えなければいけないと思います。そして、その説明の場で謝罪の経緯をどのように市民に説明するかは執行部に委ね、説明の場をもって1の願意は達成できるものと考えます。
また、2、学校給食共同調理場建設も日本国内外の経済情勢が落ち着くまで延期することに対しては、物価高騰の時期に行われる事業として、市民の不安を理解し、附帯的決議にて求めた説明の場において、市民に対しさらなる丁寧な事業説明を積極的に行うことで市民の願意が達成されるものと考え、本請願は趣旨採択されるべきとし、以上を趣旨採択討論といたします。
〔柴田賢治郎議員降壇〕
25:
◯長田共永議長 柴田賢治郎議員の
発言について申し上げます。議会で決議を起こしたのが附帯的決議ではございません。附帯決議でございますので、的のほうは削除で私のほうで、議長で処置いたします。
ほかに討論はありませんか。佐宗龍俊議員。
〔佐宗龍俊議員登壇〕
26: ◯佐宗龍俊議員 ただいま議題となっております令和4年請願第1号学校給食共同調理場建設延期の請願書について、趣旨採択の立場で討論させていただきます。
本請願書には、二つの項目が記載されていますが、一つ目の内容については、さきの3月
定例会において、令和4年度新城市一般会計予算が可決され、その執行に当たって十分留意して取り組むべき事項を強く求めた附帯決議の内容を執行すべきというものであり、請願書を出していただかなくても当然執行を促すべきものであると認識をしています。
ただ、この件において、附帯決議の内容が十分に執行されておらず、執行部が議決結果を尊重していない、議会を軽視している、だから共同調理場建設を中止すべきだという論調も見受けられます。仮に、執行部が附帯決議を無視し、附帯決議内容を執行していない、執行しようとしないというのであれば、議決結果を尊重していない、議会を軽視しているといえますが、実際には附帯決議の内容を一部執行し、今後も引き続き執行しようとしていますからそれには当たりません。
また、附帯決議というものは、議決結果を適切に速やかに執行するために意見を付すものであります。附帯決議の内容が十分に執行しなければ、議決結果を覆し否決するという条件付けにするものではありませんし、条件付けはできないのです。附帯決議の内容が十分に執行されていないのであれば、それが執行されるように促していかなければなりません。
また、議決結果を尊重すべきは行政だけではありません。議会及び議員も議決結果を尊重しなければなりません。学校給食施設整備費事業予算については、共同調理場方式での改修事業費が可決されています。この議決結果を尊重しないということは、議員自身が議会を軽視していると言えます。もちろん、新たな議案に対して反対の意思を表明することにやぶさかではありませんので誤解されないようにお願いしたいと思いますが、いずれにしましても一つ目の請願内容である3月
定例会での附帯決議内容の執行は当然なされるべきものであるものの、十分であるとは言えないという思いは理解をいたします。
次に、二つ目の請願内容は、国内外の経済情勢が落ち着くまで学校給食共同調理場建設を延期することを求めるというものであります。確かに、新型コロナ感染症の長期化、ウッドショック、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響を受け、建設資材の価格高騰や資材不足といった事業への悪影響が懸念されていることは分かります。これは、共同調理場だからということではなく、全ての事業において行為を検討するべき内容でありますが、果たしてこの事業の延期を決定するのが今というタイミングなのでしょうか。現在、附帯決議を受けて行政が総事業費の算出や財政計画、財源の内容、内訳などを市民に示すために取り組んでおり、その中でも考慮するでしょうし、今後事業を進める中で常に考慮、検討していく内容だと考えます。
したがって、事業を進める上で国内外の経済情勢を検討材料にすることは理解しますが、事業の延期を今決めるものではないと考えます。
そもそもこの請願書には、学校給食施設改築事業を考える上で、最も重要な論点に全く触れられていないというところに違和感を覚えます。それは、学校給食施設改築事業を検討するに当たり、まず現状の自校方式での課題や問題点を洗い出し、それらを解消するための解決策を協議、検討したものの現実的な解決策が見いだせなかった。つまり、このまま自校方式を続けていくと、給食が提供できない状況を生んでしまうことが懸念され、現状の課題や問題点を解決し、将来にわたり子どもたちに安定的に継続して学校給食が提供でき、かつ日々の学校給食を止めることなく、学校給食調理場の改修を速やかに実現できる方法は何なのかということが重要な論点であり、単に共同調理場方式がいいのか、自校方式がいいのかということではないと思います。私も含め、多くの人ができることなら自校方式で改修したいと望みながら、現実的な解決策が見いだせずに共同調理場方式を
選択した行政の提案を受け入れました。
そのような中で、例えば調理員の確保には手当を出したり、時給を上げたりすれば簡単に確保できるようなことを言われる方が見えますが、現実問題としていくら手当を出し、いくら時給を上げればやってくれるのでしょうか。確保できるまで金額を上げるのですか。そして十分な手当、時給になって調理員が確保できたとき、調理員以外の職種の人との格差が生じ、新たな問題が発生することも懸念されますが、これが現実的で恒久的な解決策と言えるのでしょうか。と、このような検討をこれまで様々な課題や問題点について、実施していただいた結果の
選択だと思っています。そして、事実、令和4年の現在、調理員が1人でも休んでしまうと子どもたちに給食が提供できないという厳しい状況で運営されているところが実際にあるという危機感がこの請願書には全くありません。将来にわたり子どもたちに安定的に継続して学校給食を提供する仕組みを速やかに、かつ、日々の学校給食を止めることなく実現することが行政の義務と責任であると考えます。本請願書の3月
定例会での附帯決議内容の執行と国内外の経済情勢を考慮すべきという趣旨は十分理解しますが、学校給食施設改築事業の延期を今決定するという内容は受け入れがたいものであると考え、趣旨採択の討論といたします。
〔佐宗龍俊議員降壇〕
27:
◯長田共永議長 ほかに討論はありませんか。
〔
発言する者なし〕
28:
◯長田共永議長 討論なしと認めます。
次に採択の討論を行います。
討論はありませんか。カークランド陽子議員。
〔カークランド陽子議員登壇〕
29: ◯カークランド陽子議員 それでは、学校給食調理場建設延期の請願について、採択の立場で討論させていただきます。
この事業に関しては、私もたびたび申し上げておりますように、まず市民説明がきちんとなされていないということ。4月に保護者に配布された学校給食の共同調理場への移行について、という
文書にしても今まで議会でも指摘されていたような、本当に市民が疑問に思い、知りたいと思っている内容については一切触れられておらず、一方的かつ不十分な内容であると言わざるを得ません。そしてそれらを指摘した厚生文教委員会からの要望書に対する御返事も一般質問でも御指摘させていただきましたとおり、質問の答えになっていないような不誠実な内容ばかりで、一議員としても不信感が募るばかりです。
二つ目に事業費です。附帯決議でも総事業費を早急に示していただきたいという要望をいたしましたが、世界情勢などの変化による資材の高騰により、総事業費が読めない状態であるということです。議会で認めてきたので、ここで止めるのはおかしいという御意見もあると思いますが、認めた当時と今と社会情勢が大きく変わってきているということ。そして、それにより今、いくらかかるのか全く予想ができない状態になってきていること。その上に、市民の納得も得られていないような事業を性急に推し進めていいとは到底思えません。
一般質問の中では、令和7年に使用期限が来てしまう合併特例債を充てる予定であるとの御答弁がありましたが、私にはそれに間に合わせるために事を急いているとした思えません。もし、そのような気持ちが少しでもあるのであれば、急いては事をし損ずるという先人の知恵をいま一度思い出していただきたいです。そして、先ほども出ました調理員の方の時給を上げたらいいじゃないかということですが、それもいくら上げたらいいのか分からないということですが、少しも上げないでやってみることもせずにそういった結論づけるのは、ちょっと急ぎ足だというふうに私は考えます。まずはできる対策を取って、それでも駄目な場合に次の対策を考える、そういった姿勢が必要なのではないでしょうか。
三つ目に施設の安全性です。設計図と実際の現場を見てみると、専門的な観点から見て、一般的な給食共同調理場の施設運営上の安全性のスタンダードを満たしていないという請願者からの御意見がありました。私自身も現場を見に行ったことがあるのですが、搬入スペースもかなり狭いという印象を受けます。できた給食を積む搬出スペースにおいては、まず入ってくる道が狭い。そして、トラックが入ってきたら、今度はバックでS字を描かなければ搬入口に着けることができないということです。搬入口は二つありますので、2台同時に止まることになります。正直、図面のスペースから見ても、いつ事故が起こるか分からないような、そんな可能性は否めません。もし、事故が起これば何か月にもわたり給食が停止するということも十分考えられます。建築前にこのような安全性に対する疑問が挙げられているこの施設をこのまま推し進めて万が一事故が起きればしっかり調査もせずに予算を認めた議会の責任は重大です。
これらの理由から少なくとも一旦は、この事業を延期し、主に前述した3点をクリアにすべきと考え、採択の討論とさせていただきます。
〔カークランド陽子議員降壇〕
30:
◯長田共永議長 ほかに討論はありませんか。山田辰也議員。
〔山田辰也議員登壇〕
31: ◯山田辰也議員 令和4年請願第1号 学校給食共同調理場建設延期の請願書に対して、採択の立場で討論いたします。東三河オンブズマン山田辰也です。
今回の市民からの請願は、市民がこう言っております。また箱ものか。市民は、ばかやろうとは言わないが、この判断をした市議会は一体どうなっているんだ。大型の事業は、市民への丁寧な説明が必要だと自治基本条例にもありますが、これは本当に守られているのか、議員に聞いてもはっきり分からない。
こんなことでは、私はいけない。このように感じ、この請願を採択したいと思います。食育は、教育と同じであると基本方針にもありますし、給食は子どもたちに対して理想的なものでなければならないと思います。前教育長、今の部長、そして課長にも自校式の給食はすばらしいとそのように感じているはずです。
10年前ですが、他市から引っ越してきた子どもは、こう言いました。新城市の給食は本当においしいね。私たちがいるところは、センター方式でした。
食事で決めるわけではありませんが、この喜んでいる子どもたちの声、子どもたちのいただきますの給食が現在、いただけない話になっていると市民から声が上がりました。今回の一般質問でもそうでありましたが、行政側の誠意ある対応ができていないからこういうことが起こるんです。心ある対応ならば共同調理場建設は一度立ち止まって、もう一度市民に問う必要があるからです。
また、世界は、ウクライナの侵攻により世界経済が停滞し、戦争が起きて日本でも
コンピュータチップが入ってこなかったり、小麦をはじめ燃料も高騰し、全てのものが値が上がっております。先ほどの鈴木議員の不採択の討論の中にも物価が下がるとは言えないような、そういう討論がありましたが、世界経済が落ち着いてくれば必ず下がると私は考えております。他の自治体でもこの高騰、物価の中では、建設を控えているのが現状です。このような状態から鑑みてみれば、おのずと今の時期に焦ることはありません。合併特例債にただ間に合わないという理由で無理に進めているとしか見えません。もともとあった学校施設環境改善交付金でその都度改善すべきであったものがなおざりになっていたのが教育委員会ともに行政の責任です。借入を起こす合併特例債より単年度の交付金を使うほうがどれほどよいかと、財政課のほうでも私はそういう感じを受けました。私も重ねてカークランド議員と同じ意見としています。急いては事をし損ずるとは、このことではないでしょうか。
私は思います。議会はこの現状をしっかり見れば、おのずと延期すべきと感じ、採択の討論といたします。
〔山田辰也議員降壇〕
32:
◯長田共永議長 ほかに討論はありませんか。
〔
発言する者なし〕
33:
◯長田共永議長 討論なしと認めます。
以上で討論を終了します。
採決に入る前に、議長からひとつ申し上げます。議事規定によって採決は、趣旨採択、採択の順に行います。改めて、趣旨採択、採択の順に行います。そうした中で、本日出席議員の関係上9名以上の方の起立がない場合には、いずれも取れない場合には、採択ということになりますので御了承のほうをお願いいたします。
これより令和4年請願第1号を採決します。不採択、趣旨採択、採択の討論がありますので、起立により採決します。
本請願に対する委員長の報告は、採択です。はじめに本請願を趣旨採択することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
34:
◯長田共永議長 起立少数と認めます。
次に本請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
35:
◯長田共永議長 起立少数と認めます。よって、本請願は不採択とすることに決定しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第8 第76号議案 新城市新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金の設置及び管理に関する条例の一部改正から日程第10 第82号議案 和解までの3議案を一括議題とします。
本3議案に関し、経済建設委員会委員長の報告を求めます。
経済建設委員会委員長、齊藤竜也議員。
〔齊藤竜也経済建設委員会委員長登壇〕
36: ◯齊藤竜也経済建設委員会委員長 経済建設委員会委員長報告を行います。経済建設委員会は、6月17日の本会議において本委員会に付託されました第76号議案、第77号議案及び第82号議案の3議案について6月21日午前9時から委員会室において委員全員と議長出席の下、説明員として関係職員の出席を求め開会しました。
第76号議案 新城市新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金の設置及び管理に関する条例の一部改正、第77号議案 新城市新城駅構内バリアフリー化等基金の設置及び管理に関する条例の廃止及び第82号議案 和解の3議案については質疑ののち、討論に入りましたが討論はなく、採決に入り、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、経済建設委員会の委員長報告といたします。
37:
◯長田共永議長 報告が終わりました。ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔
発言する者なし〕
38:
◯長田共永議長 質疑なしと認めます。
質疑を終了します。
〔齊藤竜也経済建設委員会委員長降壇〕
39:
◯長田共永議長 これより第76号議案、第77号議案及び第82議案の3議案を一括して討論を行います。本3議案の討論については通告がありませんので、討論を終了します。
これより第76号議案、第77号議案及び第82議案の3議案を一括して採決します。本3議案に対する委員長の報告は可決です。本3議案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
40:
◯長田共永議長 異議なしと認めます。
よって、第76号議案、第77号議案及び第82議案の3議案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第11 第79号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第3号)及び日程12 第80号議案 令和4年度新城市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)の2議案を一括議題とします。
本2議案に関し、予算・決算委員会委員長の報告を求めます。
予算・決算委員会委員長、丸山隆弘議員。
〔丸山隆弘予算・決算委員会委員長登壇〕
41: ◯丸山隆弘予算・決算委員会委員長 予算・決算委員会は、6月17日の本会議におきまして本委員会に付託されました第79号議案及び第80号議案の2議案について、6月21日午後1時30分から議場において委員全員と議長出席の下、説明員として市長、副市長、教育長以下関係職員の出席を求め開会しました。
第79号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第3号)については、通告による質疑の後、討論に入り、カークランド陽子委員よりトイレ洋式化事業について、和式トイレにもメリットがある、市民の健康や子どもの生きる力を養うという意味で全てを洋式にすることは反対する。また、学校給食施設改築事業については、市民へ説明等の対応がなされていない中、数千万円の予算を通していくことに危機感を感じるとの反対討論がありました。
続いて、小野田直美委員よりトイレ洋式化事業について、全てを洋式化することには反対だが、これから設計を行うもので改善の余地があると考える。
また、学校給食施設改築事業についてのいくつかの問題点については、総事業費もでき次第出す、市民への説明も行っていくと説明を受けているため期待をしていくとの賛成討論がありました。
続いて、山田辰也委員より学校給食施設改築事業には、資材高騰など何点かの問題点があるが、配慮がまだされておらず、積み上げてどんどん進んでいくように感じる。このようなことが本当に子どもたちの将来を考えているのか心配するところで、一度立ち止まることが必要だと考えるとの反対討論がありました。
続いて、鈴木達雄委員より本議案は、新型コロナウイルス感染症対応、法改正対応、社会福祉施設等の整備など、早急に必要な事業を補正予算として反映させている。学校給食施設改築事業については、事業を進めるために測量等調査が必要となり、補正予算を組むものである。順調な事業進捗を求め、次のステップに進んでほしいと考えるとの賛成討論がありました。
続いて、浅尾洋平委員より学校給食施設改築事業については、県の土地の使用料が入っている。市が当初に議会へ説明したとおりならば、発生しなかった経費が次から次へと出て来て無駄な税金が余計にかかっている、こういった事業は不誠実だと言わざるを得ず、市民の合意や理解は得られないとの反対討論がありました。
続いて、齊藤竜也委員より本補正予算は、新型コロナウイルス感染症対応及び当初予算編成後に生じた事情により事業を修正するものである。いまだ収束が見えないコロナウイルスに苦しむ市民を救うためにも、速やかに執行してほしい。
学校給食施設改築事業についても3月
定例会で可決したことに責任を持ち、速やかに進めるために必要な予算が計上されていると認識しているとの賛成討論がありました。賛否両論がありましたので、起立採決の結果、賛成多数で第79号議案は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
第80号議案 令和4年度新城市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、通告による質疑の後、討論に入りましたが討論はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、予算・決算委員会の委員長報告といたします。
42:
◯長田共永議長 報告が終わりました。
ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑は、ありませんか。
〔
発言する者なし〕
43:
◯長田共永議長 質疑なしと認めます。
質疑を終了します。
〔丸山隆弘予算・決算委員会委員長降壇〕
~~~~~~~~~~~~~~~~
44:
◯長田共永議長 議長より申し上げます。
この際、再開を10時55分とし、休憩いたします。
休 憩 午前10時47分
再 開 午前10時55分
45:
◯長田共永議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~
初めに第79号議案の討論を行います。通告がありますので、順次
発言を許可します。
最初の討論者、カークランド陽子議員。
〔カークランド陽子議員登壇〕
46: ◯カークランド陽子議員 では、第79号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第3号)について、反対の立場で討論いたします。
私がこの議案に反対する理由は、主に二つの事業に賛成しかねるからです。
一つは、トイレ洋式化事業です。この事業は、市内7つの小学校の基本、全てのトイレを洋式トイレに替えるための実施設計業務を委託するというもので、1,714万9,000円という予算が上げられています。身体が不自由な方や妊婦さんやけがをされている方など、洋式トイレを必要とされる方がいらっしゃいますので、一部のトイレを洋式化するということにはむしろ賛成です。が、本当に全てのトイレを洋式にすることが必要なのでしょうか。今回は、実施設計のみの費用ということですが、実際の事業費は数億円に上ると考えられます。また、今後は17校全ての小中学校においてトイレの洋式化を進めるということですので、そうするとさらに数億円プラス設計委託費用などの諸費用がかかってくると思われます。
また、今回の事業は、新型コロナウイルス感染予防対策として行われるとのことですが、先日東京都医師会が季節性インフルエンザと同じ5類に近い、5類相当に見直す案を発表しました。なぜ、このタイミングでコロナウイルス対策事業を何億円もかけて行う必要があるのかも疑問です。さらに、和式トイレには様々なメリットがあります。
一つ目に使用するときの姿勢です。しゃがむという姿勢により、排便がしやすく長期的に見ると痔や憩室炎の予防にもつながると考えられています。また、しゃがむことで知らず知らずのうちに足腰が鍛えられ、子宮脱や膀胱脱なども改善されるということも考えられます。これにより将来的な医療費の削減の一因にもなり得るのではないでしょうか。財政が破綻したことにより、市立病院が連鎖破綻した夕張市では、日本人の三大死因であるがん、心臓病、肺炎で亡くなる人が減り、それとともに医療費もずいぶん減ったということです。これは、病院がなくなったために、地域かかりつけ医による予防から在宅看取りまでを含むプライマリーケアというものを取り入れざるを得なくなったからだと考えられています。この病院で所長を務めていた医師は、これを受けてこれからの日本の医療は、病院に頼るだけでなく、病気にならないための予防医療を考えることが重要だと語っています。
和式トイレの二つ目のメリットは、肌が直接便器に触れないということです。洋式トイレを流すときに蓋をすることにより飛び散りを防ぎ、コロナ対策になるということですが、汚水が飛び散った蓋を開けるときに手で触ることになるということは本当に衛生的と言えるのでしょうか。また、便座に座れば汚れた蓋が背中に当たるということも容易に想像できます。
三つ目に掃除しやすい。洋式トイレに比べ圧倒的にシンプルな構造の和式トイレ、隙間や段差が少ないため、汚れが溜まる、掃除が行き届かないところがある、そういう場所がないということです。
市民の健康を守り、生きる力を養うという視点で考えたときに、何でも便利にしてあげることが本当の福祉でしょうか。ここでこの予算を通しても、まだ事業内容に変更の余地はあるという意見もあるかもしれませんが、多くの税金を投入することとなる事業において、希望的観測で予算を通すわけにはいきません。
以上のことを総合的に考えると私は、学校の全てのトイレを洋式化する事業のための本予算には反対です。
二つ目の事業は、学校給食施設改築事業の5,063万2,000円です。今回は、現在ある各校の給食室を給食受け入れ施設に改修するための測量と調査のための費用だということです。度々申し上げさせていただいておりますが、私はこの事業に関して今までも様々な疑問を呈してまいりました。そして、それらの疑問へはいまだに納得いくお答えは頂けていないと感じています。また、3月議会で付された附帯決議に対してもいまだきちんとした市民説明を行っていないなど、不誠実とも思われる対応の連続です。PTA総会や区長会で説明したとのことですが、話と話の間でさらっと触れられただけで、本当に知りたい内容の説明はおろか、質問をする雰囲気ですらなかった、なんていう声も聞こえてきています。少なくとも、附帯決議に書かれた内容をしっかり実行していただき、そして市民がしっかり納得するまでは今事業は焦って進めるべきではないと考え、第79号議案への反対討論とさせていただきます。
〔カークランド陽子議員降壇〕
47:
◯長田共永議長 カークランド陽子議員の討論が終わりました。
2番目の討論者、今泉吉孝議員。
〔今泉吉孝議員登壇〕
48: ◯今泉吉孝議員 私は、第79号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第3号)に賛成の立場から討論をさせていただきます。
まずは、学校給食共同調理場に関してですけれども、6月本会議の中で質疑応答を聞いておりまして、これからの児童生徒数の減少、そして市民に説明の声が届いていなかったり、今後の運営に関して具体的な計画と予算がいまだ見えていないところもあったりと、現状、市民の方々と足並みをそろえて進めるには、不確定要素がまだまだあると言わざるを得ないと思っております。今後の計画の進め方については、市民とコンセンサスを取って進められるようお願いしたいと申し添えておきたいと思います。そして、今ございましたカークランド議員のおっしゃっているトイレを洋式化の件ですけれども、今回の本会議中の中でも答弁があったと思いますが、学校の要望も聞いていただきまして、和式を残す、残さないというのもそこは柔軟に対応していただければと思っております。
様々な課題はあると思いますが、総合的に見まして、市民の願いや思いが詰まっている予算だと思います。私の一般質問でも言わせていただいております一丁目一番地である生活困窮者に対しての支援とスピードを要する予算もあることからこの予算に賛成といたします。
〔今泉吉孝議員降壇〕
49:
◯長田共永議長 3番目の討論者、山田辰也議員。
〔山田辰也議員登壇〕
50: ◯山田辰也議員 第79号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第3号)について、反対の立場から討論いたします。東三河オンブズマン山田辰也です。
今回の補正予算について、10款5項4目学校給食施設整備費、学校給食施設改築事業として、用地の使用料が上がっております。この使用料は、建築確認を申請するため県の道路用地を借りる目的である。昨年6月に県より売却の意向が示されているとの答弁がありましたが、今回突然借りるとしました。理由は、7月3日まで県の管理期間があるが、急に湧いた話でもないはずで、あと10日日程があれば契約のできる状況になるということです。
そもそも基本的な問題は、学校の生徒数が確実に減少している。このことは賛成討論の今泉議員が同じことを言っております。後々、ただでさえ、400億円余の借金のある新城市、ロシアのウクライナ侵攻により世界の経済情勢が不安定であり、建設資材の高騰が加速的に進み、先の読めない状況を鑑みれば、この学校給食共同調理場の総事業費概算さえ出せないのではありませんか。まして、維持管理費がどのくらいかかるのかも想定しておりません。問題は山積、取り上げてみれば事業計画のずさんな進め方で建設予定地が県の所有の土地まで含めて基本設計がされていたり、設計に係る公
文書を紛失、この学校給食共同調理場の事業計画が市長も答弁されたように新城市自治基本条例に示された市民への説明責任さえ果たされていない。そして、事業計画、総事業費概算も市民に報告されておりません。また、それ以外にも議会へは実施設計の詳細が示されていません。議会も内容の把握もしないまま予算に賛成している状況なのもこれは大きな問題です。計画は進めているのに、いまだ財源の検討をしていない。学校施設環境改善交付金と借金、2年前の9月に答弁していたのに、今回は本会議において合併特例債を活用すると市は述べております。
先日の予算質疑では、市は学校施設環境改善交付金のほうが有利と答えられてもおります。
市民からこういう声があります。どうかしてるよ新城市、聞いた市民はあきれています。基本計画図によると、食材の搬入、給食の搬出のために出入りするトラックが安全に出入りすること、また、敷地内の移動ができるのか、敷地内の安全確保がまるでできておりません。現在、敷設されている擁壁ですね、間知ブロックは30年の耐用年数であり、このまま使用することが疑問であります。この擁壁工事も高額になります。3,500食の給食をつくる施設であり、浄化槽の排水や雨水の処理は現在の道路側溝では、容量不足のため対応は全くできません。市で敷設することとなれば、また大きな相当な費用がかかります。
そして、駐車場整備費用も示されておりません。11台のトラックの購入費も出されておりません。トラックの購入については、半導体不足で自動車業界も納車できずに大変な事態になっていると思います。トラックが間に合ってこないことも予想されるのです。このように検討課題がたくさんあるのにもかかわらず、総事業費の概算が示されないまま補正予算、補正予算と積み上げられていって本当によいのですか。一旦とどまって、しっかり検討するためにもこの補正予算を認めるべきではないでしょう。行政は議会でお認めになったのではないですかとおっしゃっておりますが、議会への責任転嫁する言葉なんです。賛成議員は、ほかに提示された大事な予算があるから認めるとの理由からいつも問題があっても賛成する姿勢では市民から見ればこれは税金を払っている、本当に市民にとってよいことなんですか。
2021年6月議会で基本理念として、教育委員会は、理想の共同調理場とおっしゃっているのですが、これは本当なんですか。この学校給食共同調理場建設のための用地、借地料の予算について、事業計画は示されないまま、進まないためにも認めることはできません。
よってこの第79号議案について反対といたします。
以上です。
〔山田辰也議員降壇〕
51:
◯長田共永議長 山田辰也議員の討論が終わりました。
4番目の討論者、鈴木達雄議員。
〔鈴木達雄議員登壇〕
52:
◯鈴木達雄議員 それでは、第79号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第3号)について、賛成の立場で討論いたします。
本補正予算は、新型コロナウイルス感染症に関する対策及び当初予算編成後に早期に取り組む必要が生じた事業を行うため編成した補正予算であります。特に、新型コロナウイルス感染症対応といたしまして、地方創生臨時交付金を活用し、子ども関連公共施設の感染症防止対策を重点に入れております。
また、感染症蔓延防止により影響が大きい農業事業者への支援にも力を入れているところでございます。
また、ただいま名号温泉施設の設置管理条例の廃止が可決されたところでありますけれども、この休止した名号温泉施設の有効活用に向けたさらに一歩進める対策事業、そして緊急を要する法規則改正に応じた交通安全のための車両管理事業など、早急に対応すべき重要事業が含まれております。さらには、学校給食施設改築事業については、必要となります。これが過去に2年伸びたというものの原因となっているところでございますけど、受け入れ施設の改修工事、そのための境界確定や地質調査業務がこれには含まれております。この学校給食施設改築事業について、事業を確実にそして安全に進めるために必要な業務であると考えております。
以上、この補正予算に含まれる全ての事業については、早急に対応すべき案件であると認められるものであります。よって、本補正予算は必要かつ有効に編成されたものと判断し、第75号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第3号)について賛成といたします。
〔鈴木達雄議員降壇〕
53:
◯長田共永議長 鈴木達雄議員の討論が終わりました。
5番目の討論者、浅尾洋平議員。
〔浅尾洋平議員登壇〕
54: ◯浅尾洋平議員 第79号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第3号)について反対の立場で討論に参加させていただきます。日本共産党の浅尾洋平です。
この補正予算には、主に新型コロナウイルス感染症の対策として、例えば現在燃油価格が高騰している中、国県の支援策の対象とはならず、また、経営環境が悪化した市内のお茶の生産農家に対する支援金も入っております。さらには、私が新城市議会で何度も訴えてきました学校トイレ洋式化事業の予算も含まれております。私は、これらの予算は市民生活にとって必要な経費であり、評価するものと考えております。しかし、行政をチェックする議員として、私は本予算の中にあります学校給食施設整備費、学校給食施設改築事業5,063万2,000円については反対いたします。
この学校給食施設改築の予算は、質疑の中で明らかになりましたが、市が進める学校給食共同調理場建設事業を補完するものであります。
すなわち、市内の17校の小中学校において、共同調理場から運ばれた給食を受け入れるため、現在の学校の給食室を改修するための予算になります。具体的には測量、地質調査や土地の登記をする委託費、また、建築予定の土地に県の所有の土地があるため、その土地の使用料28万8,000円を県に支払う予算もあります。県土地の使用料については、そもそも市は、当初調理場というのは、市の土地に建てるから土地の買収費は必要ない、私たちに、この議会で、議員に説明をしておりました。市の説明どおりならば、今回の県の土地使用料は市民の大事な税金から支払うという必要はなかったものであります。なぜ、こんなことが起きるのでしょうか。過去も調べてみますと、令和3年9月議会の補正予算では、市は実施設計の途中で愛知県の土地が含まれていることが判明したにもかかわらず、東畑建築事務所がつくる実施設計図案において、県の土地を含まない図面を成果品として市に提出させたものであります。これは本当に信じられないことであります。その後、市は愛知県の土地を購入することとしましたが、建物自体も県の部分を含めて建築する方針に変更したために、一旦作ったはずの実施設計の図面を修正する必要が出てきました。その経費は、440万円であります。正しい手続で誠実に職務を進めたならば、こんな経費は必要ありませんでした。
また、令和3年6月には市は学校給食共同調理場の職員などの駐車場の土地については、公社の土地を利用するものでありますので、無償で借りられるこれがメリットだと、この議会でも幾度となく説明をしておりました。しかし、結局は蓋を開けてみれば3,522万円で市が買うということになったわけです。このように、次から次へと市が議会へ説明したこととは真逆のことが繰り返されているわけです。それらの費用を足してもざっくり4,000万円近い皆さんの税金が既に余分にかかっているわけです。あり得ない行政の仕事の進め方だと思っています。私は、このように当初、必要がなかった経費が次から次へと出てくるこの学校給食共同調理場建設事業に正直、議員として不信感が出ています。さらに、センター方式の運用コストでは8年間で16億円規模の経費がかかることが分かり、今の自校方式の人件費や運用費がいくらで、結局どちらが安いのか、市は運用費の比較検討はされていません。それをまず優先的に比較検討、調査し、私たち議員に資料を渡してどちらがコストが安いですよ、高いですよ、そういう調査をするべきではありませんか。今、市民はこの円安、物価の全面的な値上げ、年金のカットなどで大変苦しい生活を新城市民は強いられています。行政は、この新城市民の大事な税金を1円たりとも無駄にしてはいけないはずなんです。全会一致で可決された附帯決議には、総事業費これを早急に示されたいと書かれております。しかし、いまだに総事業費を公にできていないのもおかしなことであります。令和2年に実施設計委託業務費等に4,309万円で契約をし、令和3年5月に実施設計業務は完了しているはずなのに、市がいまだに総事業費を示せないまま、この事業を推し進めるのは異常ではありませんか。今のところ25億円以上もかかる公共事業なのに、大事なことがほとんど明らかになっていません。こういうことを市民に示せず、市民を対象にした説明会、また説明会の計画なども一度も開かれてこなかったことも不誠実かつ異常であります。
私は、一旦立ち止まり、学校給食共同調理場建設事業は、市民の合意や理解はいまだ得られていないと考え、本予算に反対をいたします。
以上です。
〔浅尾洋平議員降壇〕
55:
◯長田共永議長 浅尾洋平議員の討論が終わりました。
6番目の討論者、齊藤竜也議員。
〔齊藤竜也議員登壇〕
56: ◯齊藤竜也議員 第79号議案 令和4年度新城市一般会計補正予算(第3号)について、賛成の立場で討論させていただきます。
今回の補正予算案は、新型コロナウイルス感染症に関する対策及び当初予算の編成後に生じた事情などによって早期に取り組む必要があるということで、当初予算を速やかに遂行していくためには、私は必要がある事業だということで組み込まれた内容に関しては賛同いたします。
また、まだ完全に収束したとは言えないコロナウイルスの状況、そういったことを考えるとこのまん延状況の中、苦しい状況に置かれる事業者、農業者などを早期にサポートする。国や県で補えないところを市でしっかりとみていく、こういったことや教育福祉施設など、医療現場など様々な行政機関における感染リスクを少しでも軽減できるような、そういった事業内容というように認識をしております。こういった備品配置や施設修繕などはまさに市民生活に寄り添っているものだというように感じており、市民もそれを望んでいると思います。
また、トイレの洋式化についても、私も浅尾議員がおっしゃられたとおり、これまでもずっとやるべきだなと思っていました。例えばですけど、健康上の問題、例えば、それこそ筋力とかの話は出ましたけれども、もし和式トイレで人々の健康を維持しようと思うならば、全部和式にしないといけない。なぜかというと、今、実際現場のトイレだと、例えば女子は特にそうですけど、和式があるんですけど、和式を使わないです。いっぱいいてもみんな洋式に並ぶんです。こういった状況で、そもそも子どもたちは多分、和式を望んでいないということですね。我々大人が人々の健康のことを鑑みたら、和式のほうがいいよという人がいるかもしれません。ただ、実際にはそういったものは望まれていないということを私は、現場において聞いています。もちろん、和式がいいという人もいます。
ただ、人間はこれまで科学の発展とテクノロジーの進化によって楽な生活を得てきて、体力を失ってきたかもしれませんが、それに対応する社会ができてきている。それらをしっかりと、いわゆる我々議会だったりとか、行政というものが生活を楽にしてあげることで、担保していければいいかなと思っております。
続いて、学校給食共同調理場の件に関してですけど、やはり3月
定例会で我々が認めた当初予算をしっかりと遂行していただくために必要な経費というところで、我々は3月
定例会で認めた当初予算については責任がありますし、そして、今
定例会で様々な議論が行われた中に、そこに疑問を持つ余地は私は感じていないため、これらは全て速やかに執行していくべきものだと考え、賛成の討論とさせていただきます。
以上です。
〔齊藤竜也議員降壇〕
57:
◯長田共永議長 齊藤竜也議員の討論が終わりました。
以上で通告による討論が終わりました。
ほかに討論はありませんか。
〔
発言する者なし〕
58:
◯長田共永議長 討論なしと認めます。討論を終了します。
これより第79号議案を採決します。賛否両論がありますので、起立により採決します。
本議案に対する委員長の報告は可決です。本議案は、委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
59:
◯長田共永議長 起立多数と認めます。
よって第79号議案は、原案のとおり可決されました。
次に、第80号議案の討論を行います。
本議案の討論については、通告がありませんので討論を終了します。
これより第80号議案を採決します。本議案に対する委員長の報告は可決です。本議案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
60:
◯長田共永議長 異議なしと認めます。
よって、第80号議案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第13 第84号議案 新城市固定資産評価員の選任及び日程第14 第85号議案 新城市作手財産区財産区管理委員の選任の2議案を一括議題とします。
これより第84号議案及び第85号議案の2議案を一括して討論を行います。本2議案の討論については、通告がありませんので討論を終了します。
これより第84号議案及び第85号議案の2議案を一括して採決します。
本2議案は、同意することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
61:
◯長田共永議長 異議なしと認めます。
よって、第84号議案及び第85号議案の2議案は同意されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第15 第86号議案 人権擁護委員の候補者の推薦を議題とします。
これより第86号議案の討論を行います。本議案の討論については、通告がありませんので討論を終了します。
これより第86号議案を採決します。
本議案は異議ない旨、決定することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
62:
◯長田共永議長 異議なしと認めます。
よって、第86号議案は異議ない旨、決定しました。
以上で本
定例会に付議されました案件の審議は全て終了しました。
これをもちまして令和4年新城市議会6月
定例会を閉会します。
閉 会 午前11時27分
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
新 城 市 議 会
議 長 長 田 共 永
議 員 鈴 木 長 良
議 員 浅 尾 洋 平
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